伊坂幸太郎 『ディープ編』

ここ数か月、伊坂幸太郎を結構読みました。 もちろん名前は前から知ってたし、いろんな賞の候補に名前が挙がったり、映像化も結構されてるし、おいおいすごい人気っすね、とヒネクレモノの私は遠巻きに見てたんですが(笑)、本屋でふと手に取った「残り全部バ…

名探偵はお留守でした。

最近、御手洗探偵と吉敷刑事にばっかり頼っていたので(要は島田荘司ね) 新たに魅力的な探偵を見つけようと思い、この2冊を読んでみました。 「名探偵に訊け」 「名探偵の奇跡」 色々な作家の短編ミステリのアンソロジー。 それぞれ10編以上もあり、どんだけ…

島田荘司(御手洗探偵) 二発!

「水晶のピラミッド」 いやーこれは過去に類を見ないすごい作品でした! なにがすごいかって、全700頁超の中で御手洗探偵が登場して本編が始まるのがなんと400頁から!!それまでの300頁は延々と「古代エジプトの話」と「タイタニック号の沈没」について読ま…

奇想、天を動かす! (島田荘司)

またすごいものを読んでしまった…(五右衛門風に) 北海道の吹雪の中を走る列車の中で謎の道化師が踊り狂うという、 江戸川乱歩か夢野久作かという猟奇的冒頭シーンからのめり込み、一気読み。 社会問題とミステリの融合(社会派ミステリってことね)がテーマ…

海賊と呼ばれた男とその周りの男たち

半年待ってやっと図書館の順番来ました「海賊と呼ばれた男」 これはいいっ!すごいっ!感動しました。 てっきりノンフィクションだと思って、国岡商店はいつ出光に名前を変えるのかしらなんて間抜けなことを思いながら読んでたんですが、これは出光の実話を…

島田荘司 二発!

「北の夕鶴2/3の殺人」 御手洗探偵ではないシリーズ。 冒頭からかなり正統派の推理小説という感じで話が進み、 御手洗シリーズの軽妙洒脱トリッキー上等という雰囲気皆無にも関わらず、 最終的に明かされる犯人の犯行手口が、 御手洗シリーズも真っ青の奇想…

おっさんしゃべりすぎだってば

いやー最近作家の百田尚樹の露出がすごいっすね。 海賊と呼ばれた男、が本屋大賞獲ったからなのかな。 いいともだの行列のできるーだので、しゃべり倒してますね。 永遠のゼロ、で感涙にむせんでいた会社の同僚が昼休みにいいとも見て茫然としてました(笑)…

伊坂幸太郎の読書道はイバラの道?!

「伊坂幸太郎の読書道」からおすすめ本を読んでいる今日この頃。。。 読んでは、いるんです。ええ。読んでは。 「ホテル・ニューハンプシャー(上)(下)」 「上弦の月を喰べる獅子(上)(下)」 「戦争の法」 「イラハイ」 「さすらう雨のかかし」 道がっ!道が険…

すごいぞ御手洗探偵!

先日図書館で借りてきた「占星術殺人事件」読みましたー。 うーん……これはすごい、すごいです!トリックが!鮮やかっ! 久しぶりに本読んで「あっ!」って言いました。 まさに作者の術中にまんまとはまったという感じ。 事実だけ並べて見たら、決して気づけ…

刑務所なう。

ずっと前に予約していたホリエモンの「刑務所なう。」の順番がやっと来たので図書館へ。 数か月も待ったので、楽しみにしてたのに…期待外れ。 塀の中でホリエモンが何を考えているのか、に興味があったのに、ほとんど毎日の生活の話。 三食のメニューとか、…

暗闇坂ってもう名前からして・・・

「暗闇坂の人喰いの木」(島田荘司)を読みましたー。 自分で選んだわけではなく、たまたま手に入ったので読んだのですが、なかなか面白かったです。 しかしまあ相当なオドロオドロしさですよこれは。 実在する坂(江戸時代の処刑場の跡地)を舞台にした不可解…