伊坂幸太郎の読書道はイバラの道?!

伊坂幸太郎の読書道」からおすすめ本を読んでいる今日この頃。。。
読んでは、いるんです。ええ。読んでは。

ホテル・ニューハンプシャー(上)(下)」
上弦の月を喰べる獅子(上)(下)」
「戦争の法」
「イラハイ」
「さすらう雨のかかし」

道がっ!道が険しいですお母さんっ!足が痛いよぅ!
どれもamazonなんかで見ると評価の高い名作(受賞作でもあったりする)なので
あくまでも私のストライクゾーンに入って来ないってだけなんですが。
んー上弦の月…なんかはあれですよ、宗教的というか神話的というか。
ちょいエログロでもあるんですが。これを読んだ後、夕飯に焼いた赤魚の粕漬けがのどを通りませんでした。なぜってグロイ魚が出てくるんですよこれが。。。グロイ爬虫類も。。。まあある意味グロイ進化論みたいな。。。さすが作家さんのおすすめ本ってのはレベルが高いわーやはり小説を書く人の「面白い」というのは、一般的な読者の「面白い」とは視点が違うものなのね、なんて思ってたんですが、伊坂さんのコメントを読み返してみたら「高校生の時夢中で読みました」ってえっ?!うそ!?これを高校生が夢中で?!すごい。まじハンパないっす。脱帽。

ホテル・ニューハンプシャーは「やっぱり私は翻訳物は向かないんだな」と再認識。アガサクリスティーとかサキとかレイブラッドベリみたいな、無駄のない削ぎ落とした文章のスッキリ系翻訳小説は好きなんですが、装飾の多い、もったいぶった文章でしかも長編というザ・翻訳小説はやっぱりダメなんだな。。。日本人なのになぜか翻訳調という村上春樹も苦手だし。

不思議ですねえ。伊坂幸太郎の小説は好きなのに、
彼の好きな小説は全然ハマらないという…
もちろん好みの問題ですので、これらの小説を批判しているわけではないです。全く。というか批判するほど理解できてないんです私(泣)