柳家小三治 人間国宝に!

じめじめと蒸し暑い日々のウップンを一気に晴らしてくれるようなニュース!
落語家では三人目の人間国宝ということですが、落語家として初めて人間国宝に認定されたのは五代目柳家小さん(1995年当時80歳)。二人目は翌年1996年に72歳で認定された三代目桂米朝。それから18年、なんと小さんの弟子である柳家小三治(74歳)が認定!!素晴らしい!!小三治さんは小学校の校長先生のうちに生まれ、厳格な家庭環境に反発して家を飛び出し落語家になった人ですので、「人間国宝なんてなりたかないやい!」とか言っちゃうんじゃないかと思ってましたが、ニュースを見るとニコニコと嬉しそうで、こちらまで幸せな気分になりました。人間国宝の先輩、米朝師匠(88歳)も「めでたいこってすなあ」と喜んでいるそうですし、ああなんだか落語界が盛り上がる感じがしていいですね!

とはいえ、これでますます小三治師匠のチケットは取りにくくなり、寄席は大入り満員で入れなくなり、お祭り騒ぎに巻き込まれる高齢の小三治師匠の体調も心配だったりもしますが。。。でもやっぱり嬉しい!

写真は、夏のボーナスで買った小三治師匠のDVD-BOX。
小三治師匠は今現在の高座ももちろん大好きですが、若い頃の録音は、江戸っ子の気風がそのまま口からほとばしるような勢いとテンポ、切れ味のいい口跡で、ほんと聴いていてあまりの完成度に鳥肌が立つくらい凄いのです。いつもはCDで聴いているんだけど、やっぱりその頃の映像が見たくて、高いけどこのDVD BOXを買いました。でもまだDVD BOXはあと二つあって、しかも演目は被っていないという念の入れよう。人間国宝騒ぎで、値段が上がったり売切れたりすると困るなーと思ったり、いや待てよ、この騒ぎに乗じて新しいDVD BOXが出たりしたら、今出てるのは安くなるかなと思ったり。嬉しすぎて何書いてんのかよく分かんなくなってきたw 

とにかくおめでとうございます小三治師匠!!