落語関係の本あれこれ

「今おもしろい落語家ベスト50(2009年)」文春ムック
図書館ですからね、2009年版でも何の不思議もありませんよ(笑)
しかし2009年の時点で既にキョンキョンは一位なんですね。すげー。
以下、二位が立川志の輔、三位が小三治
喜多八さんが18位ってあんまりだー!(泣)あそうか、4年前か。
今はもっと上がってるはずだから大丈夫!!(←誰に言っているのか)
途中に何回か、落語会ミニマンガがあるんだけど、ここに出てきた柳亭市馬さんのキャラが面白くて、市馬さんの高座観てみたいなと興味を持ちました。
まだまだ現役落語家初心者の私には、とても勉強になる一冊でした!

志ん生讃江」矢野誠一
古今亭志ん生」KAWADE夢ムック
どちらもいろーんな人が志ん生について書いた文を集めた本。
徳川夢声山口瞳志ん生の息子の金原亭馬生柳家小さんなどなど。
超豪華です。みんな自分の知っている志ん生をイキイキと語り、その貴重な内容はみんな違いますが共通するのは志ん生への愛、ですね。みんなほんとに志ん生が好きなんすねぇ…としみじみ嬉しくなります。
現役の志ん生を知らない私には「志ん生の人となり」を知ることのできる貴重な資料。あの語り口をみなさん上手に再現されるので、まるで志ん生の声が聞こえてくるように読めます。

「師匠噺」浜美雪
師匠選び・入門から現在までを弟子が語るという素敵な本。登場する12組の中にキョンキョン・喜多八さんが入ってる時点で私の必読書(笑)
あとここにも柳亭市馬さんが出てきて、師匠小さんとの剣道を通じての触れ合い(?!)がすごく面白かったです。なんと剣道推薦枠入門とか(笑)
先週初めて観て大好きになった瀧川鯉昇さんは壮絶な落語家人生でビックリ。入門した日から師匠と雑草を摘んで食べて、段ボールで寝るって…一体何に入門したの!?みたいな(笑)
やはり一番好きなのは小三治・喜多八組ですね。入門をお願いに行った日のやりとりから、初めて一門で北海道旅行に行った時の小三治師匠のお茶目な姿とか。二人それぞれ大好きでしたが、その二人の温かいつながりを垣間見れてもっと好きになりました(*^^*)
落語家さん達の別の一面が見られたり、改めて落語家人生の大変さ・すごさを感じたり、大満足の一冊でした。

最寄の図書館では落語関係の本は2階に配置されていて、人もまばら。
ゆっくり本を読めるテーブルもあり、居心地がいいです。
この間は時間がなく、借りたい本だけ借りて帰ってきましたが、棚を見てたら昭和の名人たちの貴重な資料とか小三治さんの写真集まであったので、今度はゆっくりいろんな落語本をあの机で堪能する週末の昼下がり、を敢行したいと思います。
うーんあとはお茶とおまんじゅうとか出たら最高なんだけどなー♪