落語模様 歌太郎ひとりぼっち

7/18(木)三遊亭歌太郎の月一喫茶店落語会
「落語模様 歌太郎ひとりぼっち 第三十夜」

先週喜多八独演会の前座で観た三遊亭歌太郎が結構面白かったのでネットで調べたら、なんと会社の近くの喫茶店で毎月小さな落語会をやっていることが判明。
そんで今月は18日開催ということで、会社の後輩誘って行ってみました。

すげーちっちゃな喫茶店(定員18名)で、満員ギュウギュウでした。
細長いお店の一番奥に舞台がしつらえてあり、狭ぁい通路を通って歌太郎さん登場。
「手紙無筆」
「荒茶」
「死神」

うーん……正直、イマイチでした。
あれっ?先週と別人?ってくらい。
やっぱり300人のホールで大先輩の前座としてやるのと、
茶店で18人の前でやるのとでは、無意識にでも違ってしまうのかしら。
元気で勢いがあるのはいいんだけど、間の取り方とかがイマイチなので笑いどころであんまり笑えない。やっぱり色々粗い感じが…
まあチャージが1700円(ワンドリンク付き)なので、そんな目を三角にして批判などせず、肩の力を抜いて落語の雰囲気を楽しむって感じに考えればいいのかな。後輩含め周りはまあまあ笑ってたし、常連らしきおじいちゃん達も楽しそうでしたので、雰囲気はとても良かったです。

落語を1.5時間聴いたあと、これから打ち上げやりますけどどうですかとマスターに誘われ、実は落語会に行く前にも後輩と一杯ひっかけており、落語会中にはワンドリンクで注文したサングリアを飲み干し、落語の出来はともかく(おいっ!)なんとも楽しい気分でしたので後輩とそのまま参加。落語会の時は若い人達もチラホラ居たんだけど、みんな帰っちゃって、結局打ち上げ参加者(約10名)は、歌太郎さんと私と後輩が30代、あとは40代~70代までというかなり面白そうななメンバー構成に(笑)

隣になった歌太郎さんに「今回初めてですか?どういうきっかけですか?」と聞かれ、先週喜多八さんの独演会で観て面白かったから(でも今日はそうでもなかった、とは言わなかった(笑))と言うと、あぁ~となぜか苦笑し「あれはあのあと速攻で喜多八師匠にダメだしされちゃって…」だって(笑)あと私が感動した三味線漫談の小円歌さんは歌太郎さんと同門なので、感動しましたよ!と話すと、あの日の姉さんは三味線も踊りもキレキレでしたよねー寄席とかではたまにヒドイ時ありますから(笑)って言ってました。
そんで、よく落語聞きに行くんですか?誰が好きですか?と聞かれたので、もともと小三治ファンで、最近喜多八さんと喬太郎さんにハマったと話すと、「喬太郎」でなぜかおじいちゃん達がニヤニヤ(笑)。あの人には女の人のファンが多いよね~から始まり、あの人のファンは寄席で喬太郎以外の落語では笑わないし、感じ悪いんだよ、と言われビックリ。喬太郎自身もそういうファンには困ってるんだとか。おじいちゃん達は冗談交じりに笑いながら言ってましたけど、私はまだまだ初心者なのでよく分かんないながらも、まあ喬太郎さんは超人気物だけど正統派ではないし、その辺はファンも含めていろいろあるのかなー落語界にも、って思いました。
っていうか今思えば、歌太郎さんの会なんだから、一人くらい三遊亭を挙げるんだった(反省)。大好きな金馬とか。何も考えず三人挙げたんだけど、歌太郎さん含めあの場に居た人達はみんな内心ツッコんでいたことでしょう「全部柳家かよっ!」って(笑)気が利かなくてすんません。

みんな歌太郎さんの落語を聞きに来た人達で、当たり前だけど落語好きという共通項もあり、30~70代の10名は旧知の仲のようワイワイ楽しかったです。落語の話もありつつ、たわいもない話でも盛り上がりました。歌太郎さんが7月お誕生日だったということで、お店の方から日本酒2本(720ml)をプレゼントされてたんだけど、酔っぱらいの私と後輩が「おめでとうございます!」の舌の根も乾かぬうちに「いいなー!日本酒!飲みたい!」と騒ぎ、歌太郎さんに開けさせ、10人でグラスで日本酒乾杯。……ほんとすんませんでした歌太郎さん。でもすごいウマかったっすあの日本酒。次の日結構アレでしたけど(笑)グラスで日本酒って…ねえ。

解散時にみなさんに「絶対また来てね!」と言われたので、後輩とまた行こうねと言ってます(笑)。落語はイマイチだけど。って目的がよく分からなくなってますが(笑) あ、お店の人は言ってなかったな…やっぱ飲みすぎたんだろうなうちら…