なんて魅力的なSewing Bee!!

NHKで9/10から始まったイギリスBBC発の番組「ソーイング ビー2」。

イギリス全土から集まった腕に覚えのある裁縫名人たちが出された課題に沿って作品を作り、審査により一人ずつ脱落していく勝ち抜きコンテスト。

SNSでお友達に教えてもらって裁縫好きな母に面白そうだよ!と連絡しつつ自分でもちょっと見てみようと録画したらめっちゃハマってしまった!

 

第一回目は女性用パンツ対決。型紙を渡されてはいこれを3時間で作って!って言われみんな真剣に布を選び裁断し縫い合わせファスナーを付け…ガタイのいいマットは手が大きいから待ち針を打てないと石で布を抑え裁断し、2ミリの差も見逃さずに裁断した完璧主義者のアレックスは縫う時に失敗、女装趣味の友人のドレスをいつも縫ってるというポールはファスナーの種類を間違えてショック…バラエティ豊かな参加者が四苦八苦しながらベストを尽くす姿にすごい惹き込まれる!

 

わたしは裁縫はからきしダメなので技術的なところはじぇんじぇん分からないし正直興味もない。4以上の数は「いっぱい」で済ます民族と一緒でもう型紙を渡されて作業をスタートできている時点で「みんな天才!」って思うので技術的な部分とかはスルーして見てるんだけど何が楽しいってこのみんなが目をキラッキラさせてる姿。喜んでも落ち込んでも焦ってももうずっとみんな輝いてる。好きなことに夢中になるって素晴らしい。

 

あと海外のこういう番組を見ていつも感銘を受ける「立場の対等性」。

日本だとこういうコンテストの時ってなんか審査員が偉い、挑戦者は立場が下、みたいなイメージで、審査員の意見を神妙に傾聴するべしみたいな上下関係を感じるし、あと挑戦者同士もピリピリしてあまり話さなかったりまあ真剣ということなんだろうけどなんか全体的に堅苦しいソーイングビーでは挑戦者同士もワイワイしてるし司会者や審査員とも軽口を叩き合いなんていうのかなあ年齢も性別も立場も超えて今ここにいる人はみんな対等!っていう空気が本当にいい。今回私は挑戦者としてあなたに審査させてあげてるけどあなたに評価されなくたって私は私で最高なのよ?この場をみんなで楽しみましょうね!っていう感じの自己評価も他者の尊重も自然にできている関係性が眩しく、締め付けられた心が解き放たれるような自由を感じる。

 

1個目の審査が終わり順位が発表された後に司会者が「ではみなさんお茶とクッキーで休憩してね!休憩が終わったら2回戦よ!」と言ってみんながワーワー言いながらほんとに楽しそうに出て行ってテラスでみんなでティータイムとかほんとに素敵だったー♪

 

型紙から忠実に作る能力を見る今回は、英国陸軍中佐にして赴任先にもミシン持参して軍服や宿舎のカーテンを塗ってたというニールと、元CAで180㎝越えの女性服なんて売ってないから昔から自分で縫ってたというローナが二強という感じだったけど、二回目はリメイクが課題ということで裁縫以外にもデザインや発想も試されるから誰がどういう才能を見せるのか今から楽しみっ!!でも次回は1人目が脱落してしまうみたいだから、もう勝負とか興味ない私はこのバラエティ溢れるメンバーが減ってしまうのが今から悲しい…みんなが最終戦まで残って総合点で競うみたいにして欲しいな~うっうっうっ…(まだ誰が脱落するかもわからないのに泣く)

 

次回は9/17(木)21:00~Eテレ!

 

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