プラハ旅行記(12/28~1/3) 第一日目12/28

あけましておめでとうございます!
さてさて今回も年末年始旅行へ行ってきました。
去年ポルトガルが楽し過ぎた上に今回もカレンダーの並びで9連休!イエーイ!また行くっきゃなーい!って早い時期から気持ちは盛り上がってたんだけど「行きたい国」がなかなか思い浮かばず当初難航。ポイントは「小さな国」で「そんなに派手な見どころは要らない」んだけど「ぐるぐる街歩きが楽しい」国。基本的に「滞在型」の人なので、ずっと一つの街でウロウロして用もないのに細い路地とかまで覗いちゃうような旅行がしたい。去年ポルトガルで一緒にウロウロしたロボエは今回どうするんだろうと聞いてみたら「アメリカの赤い土が私を呼んでいる」と謎の発言(グランドキャニオンのことらしい)。私も少し耳を澄ましてみたんだけど、赤い土が私を呼んでいる気配は無かったので「よし、行ってきなさい!」とロボエにエールを送り終了。そして私が最終的に見つけ出したのは、街全体が世界遺産、まさに歩き回りがいのある街、チェコプラハなのでした♪

とりあえず航空券を買いホテルを予約。それからガイドブックを読み出すという見切り発車。しかし調べてみるとカフカの生まれた街でもあり以前より興味のあったマリオネットの本場で人形劇が盛ん。去年ポルトガルで感動した「教会」も街にたくさんあり、教会では毎晩のようにコンサートも行われているとか。憧れの「クリスマスマーケット」もプラハでは新年までやってるんだって!キャー!とどんどん楽しみに。あ、プラハと言えばヨーロッパの中心として栄えた時代もあった街で、歴史的価値のある建物や場所がたくさんありますが、すみません歴史に疎すぎてその辺ふわふわっとしか観て来ていません。事前に一応本を読んだりネットで調べたりはしたんだけど、苦手過ぎて全然頭に入ってこなくて…(言い訳)ということで、その辺の記述はほぼ皆無なお気楽旅行記になると思いますm(_ _)m 

出発は12/28(日)10:25成田発。荷物嫌いの私はいつも通りスーツケースは空港宅配。前日家で集荷されたスーツケースを当日の朝空港で受け取り、いつもはそのままチェックインに直行するんだけど、今回はちょっと整理したかったのでその場で一回開けよう………とした私の目に映ったのはなんと!半分だけ不自然に開いた状態で固まっている鍵!!ファスナー二つでぐるーっと閉めた後、そのファスナーを一か所でガチッとロックするんだけど、一個だけファスナーが外れており、ロック部分は暗証番号を合わせても微動だにしない。ぅえっ!?となり、すぐ受け取ったカウンターで事情説明&対応依頼。すると見るからにトロそうな店員が「こちらで開くかやってみましょうか」とか言い出し、なんだその開かない前提の言い方はッ!なんとか開けましょう、だろ!(←心の声)と不安満載。早めに空港には来たので時間はまだ大丈夫だけど「預かるので開いたら連絡する」とか言われても地に足がつかずウロウロソワソワ。

20分待っても連絡無いので偵察に行くと、スーツケース受け取りの行列ができていてさっきのトロ店員が忙しく立ち働いている。そうそう繁忙期だもんね、一生懸命働きなさいね、ってオイ!私のスーツケースはどうなってるんだよ!(←ノリツッコミ)と恨みを込めた視線を送っているとそれに気づきハッとした様子で裏へ行き、今度はタカトシのトシみたいな人が出てきた。(タカみたいな人じゃなくて良かったw) そして冷静に「どうやら配達中のなんらかの衝撃でロックの暗証番号が変わってしまったらしい」と。今なんとか開けようとしているけどまだ開いてません。お時間大丈夫ですかね?って大丈夫なわけないだろっ!(←心の声2)まああと15分くらいは待てますけど(震え声)と言うとまたフラリと裏へ戻っていったけどほんとに方策あんの?道筋見えてんの?まさかあの暗証番号一個ずつ合わせようとしてないよね?私数字弱いけど、3ケタの数字の組み合わせから一つを探し出すのに15分じゃ無理なことくらいは分かるよ?!とドキドキ。スーツケースはレンタルだったので、レンタル元へ電話して暗証番号を一気にリセットする必殺技とか無いか聞いてみたけど無いと言われ。でも成田にはそういう鍵の専門家とか居ると思いますよ?と言われたので今度はインフォメーションのお姉さんに事情を説明し必殺鍵開人みたいな人いないか聞くと、スーツケースのメーカーによるみたいで、RIMOWAだとそういう場合は宅配業者がいつも開けるか、鍵を壊すかですね、と言われる。(ってことは空港宅配で鍵が壊れるというのは珍しくないんだなと今更知る) 

なんだかんだで20分以上経ったのでまた空港宅配カウンターへ戻ると、トシが出てきておもむろに「開きませんね」と言うので思わずつかみかかりそうになったところで「こちらで代わりのスーツケースを用意するので荷物入れ替えて頂くしかないですね」と言われ食い気味に「そーしますそーします早くしてください」と言うと真っ赤なRIMOWAが出てきた。…うーん黒RIMOWAに青ベルトでキメてきたのに赤に青ベルトじゃ気持ち悪いじゃんかーとか思うがそんなこと言ってられないので早く入れ替え…ってファスナー一個しか動かないから半分しか開かないじゃん!「この半分開いたところから手を入れて荷物全部出せますかね?」とバカトシ。口を開けて一瞬絶句したのち「できるわけないでしょ?!早く鍵壊して全部開けてください!」と言うと慌ててなにやら工具を持ってきて鍵を壊して開けてくれました。(もうこの辺からドタバタ過ぎて面白くなって来ちゃって入れ替え作業中の写真撮影などw)そして無事入れ替え完了したんだけど、鍵のかけ方が自分のと違うのでなかなかうまくできない。トシに教えてもらってガチャガチャやりながら私が(もう笑いながら)「このスーツケースも鍵壊れてたらもうおしまいじゃない?!」と言ったらトシもワハハと笑ってたけどおめーは笑うなよっ!(←心の声3) そして宅配中の事故なので彼らが自費修理してくれるということで事故証明書をもらい、サインとかしてからチェックインカウンターへ走る走る。

時間はもうギリギリ。でもこれで…スムーズにチェックインできれば…なんとか…ってなにこれ-!!ルフトハンザのカウンターだけ超長蛇の列!他のどこもこんなに混んでないのに!うーなんなんだこれは。係員に言って優先にしてもらった方がいいのかなーと思いながら全然進まない列に並んでいるとカウンターの張り紙が見えてきた。「xx便は到着便遅延のため出発が1時間遅れます」うはー!よかった!一時間遅れてるなら余裕で搭乗時間に間に合うわ…とホッとしつつ、でもそのせいとはいえなんでこんなに混んでるのかな?とカウンターの様子を窺っていると「乗り継ぎ便が変更になりますので…」って言われてる人が居る!そうかっ!乗り継ぎ!!遅延で乗り継ぎに影響が出るんだ!おいおい私も乗り継ぎだよ大丈夫なのか?!と新たな不安の種にまたしても手に汗がじわり。(もうここまでで空港走り回って汗だくですからね私w) 結局チェックイン時に確認するも乗り継ぎには影響なく、とは言っても2時間あった乗り継ぎ時間が1時間になっちゃったので急いでくださいね、ってまた乗り継ぎ空港でも走るんですかわたしー(泣)しかもあのフランクフルト空港でー(泣)
去年ポルトガルに行った際、迷路のように広大なフランクフルト空港での乗り継ぎに疲弊し「次は乗り継がない所へ行きたい」「フランクフルト空港嫌い」と言っていた私が何の因果か今回もフランクフルト乗り継ぎのプラハだよ、と笑ってたらこんなところで痛い目に(泣)

手荷物検査・出国検査を経てもうヨッレヨレになって搭乗口に到着。心身ともにエネルギーを消費し過ぎてお腹減っちゃったのでおにぎりパクついてたら今度はアナウンス。「リコ様(w)、いらっしゃいましたら搭乗カウンターまで」……!!こここここんどはなんだろう。何が起きたんだろう。スーツケースとベルトの色合いが気持ち悪いですとか言われるのかしら(そんなわけない)。慌てておにぎりを飲みこみながら戦々恐々カウンターへ名乗り出ると
「お一人で搭乗ですね?」
「はい」
ビジネスクラスに変更になります」
…?!「へ?」
「お座席が変わりますので搭乗券を」
「あ、はい。え、な、なんで」
「エコノミーが満席のためです」
ということでよくわかんないけど人生初のビジネスクラスに一気にテンションあがる―!キャー!これはきっと朝からトラブル対応に追われてヘトヘトの私への神様のプレゼントだわ♪と一人で感激。しかし搭乗の際には「いつもビジネス乗ってますけど何か」という顔であくまでしれっとw

先に座ってた隣の席のアラサ―女子がキョロキョロして挙動不審だったのでコレハ!と聞いてみたらやっぱり同じ「急きょ変更組」だった♪のでいろいろ勝手がわからない座席の操作方法とかご飯とかワイン選んだりとか一緒に悩んだりはしゃいだりしてワイワイ楽しかったです。彼女はフランクフルト乗り換えでイタリアのなんとかいう田舎町へ行くと言っていたので、おそらく遅延に伴う使用機材の変更により溢れたエコノミー席から、乗り継ぎがある人たちが優先的にビジネスになったんじゃないかと二人で推測。スムーズに乗り降りできるし、座席は広いしフラットになるから寝やすいし、なによりご飯が豪華でワインが美味くて言うことなしの12時間。乗り込んで座ったらすぐにCAさんが来てワインやジュースをサービスしてくれて離陸までの時間すら優雅♪隣の彼女の「フライトを楽しむ、って今まで意味が分からなかったけどこれは楽しいですねぇ♪」という言葉に激しく同意。ただ、ビジネスで窓際って、通路側の人が座席フラットにして寝ちゃうと、完全にトイレには行けないんだなということを学びましたw いや今回は彼女と仲良くなれたし、彼女が行くタイミングで一緒に行ったりしたので大丈夫でしたが。というかそんなこと学んでも今後活かす機会もないんだけどw

ということで、成田のドタバタから一転、快適なフライトで優雅にフランクフルトへ降り立ち、予想よりスムーズな乗り継ぎで予定通りに12/28(日)18:30過ぎにヴァーツラフ・ハヴェルプラハ国際空港着。

まだプラハの空港に着いただけなんだけど、なんだろうこの達成感w
行く前に「また面白い旅行記楽しみにしてるね!」と言ってくれた方には「今回は一人旅だからドタバタ珍道中にはならないよ。いやなってもらっちゃ困るもん!ハハハ」とか言ってましたが、初日にしてすでにご期待に添えた感ハンパないw 
なんだか旅行記もクライマックスを過ぎたような気がしてなりませんが、
プラハでの日々もボチボチ書いて行きますのでのんびりお付き合いくださいませ♪