ポルトガル旅行記 1/6日目 12/29(日)

あっという間に2月になってしまい驚いている今日この頃。
ねえ1月ほんとにあった?!31日間あった?!と誰かを問い詰めたいくらい。
このまま行くとあっという間にまた年末になってしまいそうなので(←大げさ)
そろそろ年末年始ポルトガルへ行ってきた話を書きたいと思います(おっせー!)

きっかけは去年夏に友人から、年末一人でポルトガル行くんだーと聞いたこと。「一緒に行く予定だったお母さんが行けなくなってさ」という彼女に、ちょうど「久々に海外行きたいなー」モードだった私がとっさに反応。「それ私が一緒に行ってもいい?!」「おぉまじで?!なんか面白そう!行こう行こう!」とそんな始まり。
彼女は昔うちの会社に居た同僚で、背がスラリと高く手足が長く笑顔の優しい超マイペースさん。そのゆったりした雰囲気と姿形から当時ロボット兵(byラピュタ)に似てる!と先輩などからよくいじられていましたが、彼女も満更でもなさそう(笑)ということで、今回の旅行記では彼女を「ロボエ」と呼ばせて頂きます(笑)天空の城ラピュタで小動物と花を守って穏やかに生きる(園丁用の方ね)ロボエとのポルトガル旅行。ちょっとシータ気分ですね(←図々しい)

しかし急に決まった海外旅行にテンションが上がり「んでなんでポルトガルなの?ポルトガルって何があんの?」と勢い込んで聞く私に、ロボエは笑顔で「ん~わかんない。会社の人が行って、すごいいいところだって言ってたから…」って相変わらずだなロボエ!今悠久の時の流れを感じたぞ!(笑)結局ロボエからはポルトガルの情報は何も得られなかったので、家に帰ってまずは世界地図でポルトガルを探す(すみません地理と歴史超苦手なんです;)。えーとどこにあるんだポルトガル。ヨーロッパだってことしか…あれ…どこだ…あ!あった!え!ちっちゃ!そんで超端っこ!うおーなんか超未知の国だ!楽しそう!

そして、さあガイドブックを買ってポルトガルに何があるのか知ろう!と勇んで本屋へ出かけた私は、その品揃えの薄さに絶句。悪名高き(←言い過ぎ)地球の歩き方しかない。ネットで探しまくって良さそうな副読本を1冊見つけたので、泣く泣くメインは地球の歩き方を買いました(泣くほどイヤか(笑))
しかしここまで冷遇されると、俄然興味がわいちゃうのが私。なんなんだポルトガル!どんだけ人気無いんだポルトガル!面白くなってきたじゃないか!と更にワクワク。そしてそこから出発まで3か月。私の二冊のガイドブックが付箋と書き込みでヨレヨレになる頃には、物価が安く料理の美味しい素朴な国というイメージと、大昔に日本と親交が深かったというなにがなしの親近感に、既に相当ポルトガルを気に入っておりました^^

出発は12/29(日)12:00成田発→フランクフルト行のANA
年末年始の混雑を想定して9時過ぎには空港着。
行列に驚きながらも空港宅配にしたスーツケースを無事受け取った私はロボエに電話。自信満々に「ANAのチェックインカウンター<A>に居るよ!」と言うので向かったんだけど、途中ANAのエコノミーのチェックインカウンターをどんどん通り過ぎるのでイヤな予感(笑)案の定<A>に辿り着いた私を迎えてくれたのは<ファーストクラス>の表示と「ごめんなんかここ違ったね」と笑うロボエwww
しかしあれですね、自動チェックイン機ってすごいですね。パスポートも自動で読み取っちゃうわ、二人分いっぺんにできて座席の確認もできるわで「今はすごいんだねー」と久々の海外旅行二人組は感心しきり。荷物も預けて身軽になり、ちょっとお茶でもしたいところだけど、手荷物検査の行列がすごいことになっているのを目撃してビビり、出国検査の混み具合も心配になってきたのでとりあえず入ることに。そんでもちろんロボエは金属探知に引っかかりますわね。そしてそりゃ原因は発見されませんわね。先にスルッと出てた私は一人で爆笑。やっと解放されたロボエと「そりゃだってロボだもんね。むしろ全身だわ!全身が反応してるわ!」とひとしきり盛り上がる(←バカ(笑))。
 
 搭乗口付近までたどり着いたのは結局10時半過ぎで、やっとここでカフェ休憩。そして私がおもむろに「ではここで、旅程の説明をさせて頂きます」と切り出すと「やったー!待ってましたー!」とロボエ(笑)更に私の例のヨレヨレガイドブックを見ると、待って待って!これをまず写真撮らせて!すごーい!この付箋!この書き込み!と大喜び(←そこ?!)。事前に二人で出し合ってたそれぞれの「行きたい所」を基に考えた旅程を、ガイドブックと照らし合わせながら説明し意見を聴くと、これでいい!超楽しみ!ありがとう!ということで良かった良かった(笑)そしてこの2冊のガイドブックはぜひ機内で読みたいというので喜んでロボエに託す。結構本は重いからね(笑)

座席は窓際の二人掛けの席の最後列。トイレもすぐ近くで言うことなし!なんだけど、最後列ってことはこれ背もたれ倒せないね、そんで前の座席倒されたら狭くなっちゃうね、と思いきや!今のリクライニングって、背もたれ倒れないんですね。知ってました?リクライニング用のボタンを押し、背中に力を入れると、なんと座面が前へスライドするのです!これは最後列だからかな?と思ったんだけど、帰国便の時に最後列じゃなくてもコレだったので、これが今の仕様なんでしょうね。これだと、ちょっと腰にはよくない気もするけど、でも後ろの席の人への配慮とかいらないし、倒したい人は自分の足元が狭くなるという自己責任(?!)なので、気楽にリクライニングできて私はいいと思いました。

飛行機は予定通り12時に離陸し、しばらくすると左手に綺麗に富士山が見えて感激。機内食は1食目がハンバーグドリアかシラスごはんの二択。さらっと選択肢を伝えようとしたらスッチーが突然「おススメはシラスごはんです。新鮮なシラスが入りまして」としゃべりだしてビックリ。料亭の女将か!私達は1食目も2食目もスッチーのおススメ「じゃない方」を選ぶ結果となり、なんかちょっと申し訳ない気持ちに(笑)こういう「スッチーのおススメ♪」みたいなのって初体験だったんだけど、ANAならではなんですかね?好きな方を気兼ねなく選びたいので余計なお世話だと私は思っちゃいましたけどね(←可愛くない)。まあいずれにしても二食とも美味しかったです!あと飲み物のカボスドリンクみたいなのも美味しかったです!

映画は「ブルージャスミン」というウッディ・アレンの最新作を鑑賞。まあまあでした。あとは水曜どうでしょうの「四国巡礼の旅」編。三日間で88か所回れるか!?っていうやつなんだけど、見始めた序盤で、前の座席の隙間から斜め前の人の画面に「83か所目!」のテロップを思いっきり見ちゃった(笑)。水どうだから別にいいけど、これミステリ映画の序盤とかで犯人がしょっ引かれていくシーンが見えちゃった!とかだったら相当イヤですよねー。
あとは懐かしのアラレちゃんやキン肉マンドラえもんにまるちゃんと結構アニメが充実してて素晴らしかったです♪

12時間後、無事フランクフルトに到着。しかしフランクフルト空港はデカい!もうねー乗り継ぎの搭乗口まで歩く歩く。これはもう歩いてポルトガル行かせる気じゃないかってくらい歩く。日本時間にするともう深夜なわけですから、ヘロヘロでした。道々、おいしそうなソーセージを積んだワゴンと、そこでパクつくおじさん達を見てさすがドイツ!!とテンションあがるも、食欲もユーロもないので食べず。
やっっっっとの思いで着いた搭乗口から今度はポルトガル航空に乗り換え、ここからさらに2時間ちょいのフライトでやっとポルトガルの首都リスボン

身も心もヨレヨレになってリスボンに着き、空港を出たのは現地時間で夜10時。体内時計的には翌朝6時。早速空港で両替したんだけど、ロボエが「50ユーロ以下の紙幣にしてくれ」と言ってお姉さんに思いっきり「NO!」と言われたのを見て、以前ロンドンで同じような仕打ちを受けた私は「おおヨーロッパやね~」としみじみ(笑)しかしロボエがもらったユーロを確認したら全部50ユーロ以下の紙幣になっていたというミラクル。なんなんでしょう。ロンドンはただの「冷酷」でしたが(←言い過ぎ)リスボンはあれですか?ツンデレですか?
リスボンでは最近空港から市街地まで地下鉄が繋がり、深夜まで動いている。それに到着ロビー前のタクシー乗り場は、結構旅行者目当てのぼったくりタクシーも来ると聞いていた。んだけど、もう疲労がピークだし荷物も重いので、背に腹は代えられない!とタクシー乗り場へ(街まで2000円くらいと聞いていたので)。用意していたホテル名と住所を書いた紙を見せ所要20分くらいで到着するが、運転手がメーターとは別に計算機で何やら言いながら計算し、結局17ユーロ(¥2400)と言われる。まあそんなにバカ高いってわけじゃないけど、でも計算機は怪し過ぎるだろうと思いつつ、反論の材料もないし疲れてるのでおとなしく払ってホテルへチェックイン。

私達は全くポルトガル語が分からないので、現地でどのくらい英語が通じるのかというのが結構不安だったんですが、フロントのお兄さんは超優しくてフレンドリーで問題なく英語が通じて一安心。ロビーのクリスマスツリーも内装も可愛くて、案内された部屋も広くて大満足!かわりばんこにシャワーを浴びて就寝。
ああ長い一日でした…

次回はリスボン観光一日目~♪
間はあまりあけずに書いていきたい所存です!多分ね!