出産から彼岸まで

エッセイ二発!

『はるまき日記』瀧波ユカリ
臨死!!江古田ちゃん』の作者の出産&育児日記(はるまきは赤ちゃんのあだ名)。以前読んだ『泥酔日記』で私のハートをワシヅカミにした彼女の言いたい放題は、出産&育児の現場でも一切手をゆるめることなくパワー全開で爆笑必至。斜めからサクッと切り裂くその視点とどこまでも冷静でクール(一緒か)な文章、そして毒を含んだ言葉のセンスが最高ッス。夫婦で赤ちゃんに色々ツッコんだり、面白がったりするポイントがいちいちツボで、一緒に家族に入れてもらった気分で大笑いしました。赤ちゃんとのアレコレを夜の世界(風俗やAVなど(笑))に例えたりしちゃうので「不謹慎!」「嫌悪感しかない!」みたいな批判もあるようですが、私はゲラゲラ笑ってしまいました…なんかすんません(笑) 漫画家ならではの4コマ漫画やイラストも楽しいです。

『彼岸からの言葉』宮沢章夫
うーん…前にもこの人のエッセイ読んだことがあって、あまり好きではなかったんだけど、私の好きなブログで好意的に紹介されていたので「前とは変わったのかな?」と思い読んでみました。が…何も変わってませんでした。著者はお笑いというか劇団というか、よく分かってませんがそういう世界ではカリスマ的存在の方らしい(理解がアヤフヤ過ぎてすみません)のですが、いかんせん文章があまり好きではない。なんか笑わせよう笑わせようというあざとさが行間から匂ってくる感じがどうも…。内容というか一つ一つのネタはかなり面白いと思うのですが、伝え方でこうも笑えなくなっちゃうかねーという感じ。一番面白かったのは、松尾スズキの解説でした。

瀧波ユカリはまだ何冊か図書館から来るので(予約中)楽しみ♪
あと「臨死!!江古田ちゃん」もちゃんと読んだことないので読んでみたい♪