巨神兵が司令官の指示に律儀に従うのがちょっとツボでした

ジブリで一番好きなのはラピュタで二番目は紅の豚ナウシカはまあ良いのはわかるけどテーマが崇高過ぎて私にはあまり響かないんだよね…ナウシカが完璧キャラ過ぎてなんか鼻白んじゃうし。とか言って今まで生きてきたんだけどテレビ付けたらやってたナウシカ久々に観て少し泣いた…まあこあっち行ってろオレは少し泣く(アクマ@ピンポン)って感じでした。しかもテレビ付けた時点で既にあのなんだっけアスクルみたいな名前のナウシカといい感じになる男の子が銃を持ってその子を離せ!とか身内に反逆してるあたりだったのに、赤ちゃん王蟲を吊るした壺型飛行機に向かって丸腰で両手を広げて向かって行くナウシカ観てもう…うっ…うう…凛々しい…ナウシカ…あんたええ子や…!ってなって涙目。いくらなんでも感情移入から発露まで早すぎてどうしたんだ私。歳か。歳なのか。ってなった。そういえばアスクル君を男の子って言っちゃってるし、ナウシカをええ子呼ばわりもしてるし、公開当時は彼らを鼻垂らして見上げてた私も大分視点というか視座というか、色々変わったんだなあとしみじみ。

赤ちゃん王蟲を水に入らせまいとして自分が傷つき絶叫するナウシカ、赤ちゃん王蟲と一緒に壺に運ばれるナウシカ、押し寄せる王蟲の大群の前に穏やかな表情で立つナウシカ…うう…なんて優しく強靭な精神力…!!尊敬を通り越して畏怖すら覚えるその姿に、私ももっと心を広く持って視野を広げて凛々しく生きて行こう!新人の仕事のやり方に苛立ったり下らない会議を毒づいたり残業だからって料理サボったり寒いからってコタツから出なくなったりしないようにこれから頑張る!とか一瞬思ったけど既に寒過ぎてお風呂に入る勇気も出ずコタツに首まで入ってスマホでダラダラこれ書いてます。感情の発露から雲散霧消までも早かったな。。。

とはいえナウシカほんと沁みたのでちゃんと最初から見直したいしコミックも読んでみたくなりました。本もそうだけど映画も年を経て改めて触れると動かされる感情が全然変わってることがあるのが面白いですね。好きだったのを見返してどこが良かったんだっけってなったり今回みたいな逆のオドロキもまた楽しい。あとやっぱりクロトワ最高だけどユパ様の冷徹な視線もたまらないなとか、腐り落ちて赤い粘液を撒き散らす巨神兵見て蒲田くん思い出したりしました。っていい加減お風呂入って寝なきゃだな…