夢をかなえるゾウ

って流行りましたよね、昔。
図書館の書棚でふと見つけたので読んでみました。

……うーん。
「自分を変えたい」と願う主人公の部屋に突然現れ無茶苦茶な課題を出す謎の神様(ガネーシャ)と、それを毎回必死にこなそうとする主人公、という設定や、関西弁でわがままで破天荒なガネーシャのキャラはよくできていると思いますが、全体としては…イマイチかな、と。
自己啓発本としてはメッセージが抽象的で弱いし、
ファンタジー小説としてはストーリーが弱いし、
なんだか中途半端な本だなぁという印象。
なぜこれがあんなに売れたのか謎っすね。

しかし!これをファンタジー小説としてストーリーにもっと肉付けし、スパイスを利かせ、主人公を女の子にしたら、超面白くなります!
なぜそんなことが言えるかって?
それは「夢をかなえるゾウ」ドラマ版は超面白いからです!
http://www.ytv.co.jp/yumezou/

当時本を読まないままドラマを見て、毎回腹を抱えて笑ってましたが、
今回初めて本を読んで、おいおいドラマの方が100倍面白いじゃんと思ったら急にドラマが観たくなり、なんとDVD BOX買っちゃいました。
主演の水川あさみガネーシャ役の古田新太のかけあいが最高。
水川あさみのコメディエンヌ的才能に瞠目必至。
女優のやるコメディーなんて寒いわと思ってるそこのあなた!
水川あさみはあなたの予想を完全に裏切ります。そこらへんの女芸人のコントより笑えます。また、必死にガネーシャに食らいつき、努力し、変わっていく彼女の姿は感動的でもあり、かなり元気をもらえます。

しかし今回突然思いついて速攻買ったこのDVD BOXは¥11,000。
ずっと欲しいと思いつつ「高いな、また今度」と延び延びになっているSex and the City のDVD BOXはこの間¥13,000くらいで見つけたのに買わなかった。夜中のネットショッピングの怖さを改めて認識しました(笑)