2013-09-11から1日間の記事一覧

「蝶」 皆川博子

流れるように美しい文体から匂い立つ妖しげな((時にグロテスクな)気配は、しかしあくまでも冷静(そこに狂気を内包していたとしても)な登場人物の佇まいと不思議な化学反応を起こし、読後心に残るのは独特の乾いた空気… なんでしょう。耽美的ではあるのだけど…